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2015年11月27日

「GRIMM/グリム」シーズン4 事件に隠された童話の秘密――

基本的には1話完結の犯罪捜査ドラマの体裁を取りながら、近年人気のダーク・ファンタジーの要素も色濃いユニークな作風が本作の魅力だ。タイトルにもある通り、ドラマには毎回グリム童話をはじめとする世界各地に伝わるさまざまな伝説や伝承物語がモチーフとして組み込まれている。第1話の「赤ずきん」から「ハーメルンの笛吹き男」、「グリム シーズン4 DVD」からディズニー映画でもおなじみの「ラプンツェル」など、実に巧みに童話の中の登場人物や設定が姿形を変えて現代によみがえる。かつて日本でも流行した「本当は怖いグリム童話」などにもあるように、本来この手の伝承物語には暗く残酷な陰の要素が多く含まれており、本作ではその暗黒部分にフォーカスした文学的かつダーク・ファンタジーの要素が若者だけでなく大人の興味を大いにかき立てる。製作は、「バフィ~恋する十字架~」や「エンジェル」のデヴィッド・グリーンウォルト。ハリウッドで活躍する特殊メイクアップのアーティストが集結し、本作の大きな見どころの一つであるホラー的な世界観を見応えのあるものにしている。

緑豊かなオレゴン州のポートランド市警察殺人課に務めるニック・ブルクハルト刑事(デヴィッド・ジュントーリ)は、ある日、人間の中に異形の顔を隠し持つ者たちが紛れ込んでいることに気づく。癌で余命いくばくもない、おばのマリー・ケスラー(ケイト・バートン(英語版))から、彼らは”ヴェッセン”[注釈 1]と呼ばれる者たちで、grimm グリム シーズン4 DVDその真の姿を見ることができるのは、グリム一族のみだと知らされる。ニックはグリム一族、すなわちモンスター・ハンターの末裔であり、グリム童話は単なる伝説・説話ではなく、グリム対魔物の戦いの記録なのだという。そして、ニックはマリーから、グリム一族に伝わる書物・武器・薬類などを保管してあるトレーラーを譲り受ける。分厚い書物類には、数々の魔物が網羅されており、その外見・特殊能力・退治方法が記されている。その多くは英語やドイツ語で書かれているが、中にはラテン語などで書かれた記録もある。

魔物にもさまざまな種族がおり、種族によって凶暴だったり臆病だったりする。凶悪犯罪の犯人は凶暴な種族であることが多い。グリム童話で”悪い狼”(en:Big bad wolf)とされているのは”ブルットバッド”という種族である。ニックは、捜査の過程で、モンロー(サイラス・ウィアー・ミッチェル)という名の善良なブルットバッドと知り合う。モンローは魔物社会に精通しており、ニックをたびたび助けてくれるようになる。  


Posted by 藤原麻衣 at 17:03Comments(0)欧米ドラマ